キャバ嬢として働いた裏話

わたしは5年前、夜の世界に飛び込みました。
初めて働いたお店は、ボックス席とカウンター席のある、こじんまりとしたキャバクラでした。
私は私生活のファッションなどは、キャバ嬢にいそうなタイプではないため、役作りに初めは悩みました。
ママのいるお店だったため、アドバイスを受けていました。そして髪がショートだった私は、ウィッグを被るようアドバイスを受け、衣装はこちらのキャバドレス通販のサイトで安く購入することが出来ました。
お店はもちろんドレスを着た女性の先輩ばかりで、初めは怖くておどおどしていました。
しかしいざ働いてみると、先輩方はとても優しく、新人の私を守ってくれました。私が、泥酔したお客様に絡まれた時も、「彼女は新人だからやめてください!」と守ってくれたことはとても感動しました。
その代わりに、日頃接客以外の仕事は積極的に行っていました。先輩方のやりたがらないことを進んで行うことが気に入られるポイントでした。
まずは、誰より早く出勤してお店の掃除です。掃除機をかけ、テーブルをセットし、灰皿やグラス洗いなど、飲食店の業務に近い作業を行いました。
そして、先輩方はゴム手袋でグラス洗いをしていたので、私は「代わります!」と言い、素手でグラス洗いをしていました。とにかく先輩方を立てて、私は雑用を買って出るような姿勢で仕事に臨みました。そうすることで先輩方は更ににかわいがって下さるようになり、ママからも仕事が出来るとお墨付きを頂きました。
しかしお客様の前ではプロ意識を持って働かなくてはなりません。新人とはいえお客様を楽しませることが仕事なので、トークには気合を入れます。初めは面白い話をしなきゃ、と思ってはすべってばかりでした。
そして先輩のアドバイスで、相槌のプロになりなさいと教わりました。その日からは聞き上手になることに撤した結果、お客様は仕事の愚痴や家庭の愚痴を、甘えながら話してきてくれるようになったのです。
キャバクラでは、ボディタッチは日常茶飯事です。そこを拒否せずに可愛くかわすことがポイントです。明らかに嫌がると怒るお客様もいるため注意が必要です。
また、キャバクラではあまりにも横柄な態度のお客様は入店禁止措置を取られるため、お客様として遊びに行く男性は、紳士的な振る舞いをされるといいかと思います。実際に私が働いていたお店でも入店禁止のお客様は数名いました。私はそのお客様のことは苦手でしたが仕事だと思って耐えていました。しかしママとの面談で本音を話すと、「無理しないで。みんな嫌がってるから入店禁止にするね。」という運びになりました。
これが私が働いていた時の一番の裏話です。
キャバクラで働いていてよかったことは、女性社会ではとにかく先輩を立てることが大切という世渡り術を学べたことです。また、男性に対しても聞き上手になるので、昼の仕事で関わる男性とも上手くやれるようになりました。